偏波保持フィルターカプラー

Polarization Maintaining Filter Coupler

Opto-Link Corporation Ltd社製(香港)



偏波保持フィルターカプラー(PM Filter Coupler)は、入力ポートの偏波を保持したまま伝播光を分岐する光受動部品です。このモデルの特徴は、Slow Axis成分とFast Axis成分の両軸成分が伝播される(Both Axes Working)ことです。

(Fast Axis成分をカットするモデルは偏波保持タップカプラーです。)

入力ポートの偏波軸はSlow Axisにアライメントされており、この偏波軸は保ったままで出力ポートへ伝播します。

その途中でご指定いただいた割合の光がタップポートへ出力されます。一般的にはタップポートも偏波保持ファイバーを使用することが多いですが、通常のシングルモードファイバーでの製作も可能です。

 

製造はご注文を受けてからとなります。分岐比は50:50から1:99まで、お客様の仕様に合わせて対応いたします。

コネクターは、ポートごとに違うタイプやあるポートにはつけないなどのご要望にも細かく対応いたします。

リードファイバー長は標準では1mですが、ご要望に合わせて短くすることも長くすることも可能です。最短長はおよそ50cmです。

標準ではFujikura PM PANDAファイバーを使用しますが、特別なファイバーでの製作をご希望の際はお問い合わせ下さい。

 

通常納期は受注後4-6週間程度です。価格は2個以上から1個増えるごとに数量値引きを適用しておりますので、数量が増えるほど単価が下がります。数個程度のご購入でもお得です。


Polarization Maintaining Filter Coupler (Both Axes Working)
 Wavelength 1310nm +/-40nm   1550nm +/-40nm 
Configuration 1x2 2x2 1x2 2x2
Excess Loss <0.7dB <1.0dB <0.7dB <1.0dB
Return Loss >50dB >50dB >50dB >50dB
Extinction Ratio >20dB >18dB >20dB >18dB
Handling Power (CW) 300mW 300mW 300mW 300mW
Operating Temp. -5℃ to +70℃
Storage Temp. -40℃ to +85℃
Fiber Type Input & Output Port: PM PANDA fiber, Tap Port: PM PANDA fiber or SMF-28
Alignment Slow Axis Aligned to Connector Key
 Connector FC/UPC, FC/APC, SC/UPC, SC/APC others on request
 
*spec without connectors. With Connector, IL:0.3dB higher, RL:5dB lower, PER: 2dB lower

 

モデル番号:偏波保持フィルターカプラー
OLCPL - P - ポート - 波長 - 分岐比 - リードファイバー - コネクター - B
  12=1x2   131=1310nm   50=50:50   25=250μm bare fiber   FU=FC/UPC    
  22=2x2   155=1550nm   30=30:70   90=900μm loose tube   FA=FC/APC    
          10=10:90       SU=SC/UPC    
          05=05:95       SA=SC/APC    
          01=01:99       NC=なし    
          xx=xx:yy       xx=その他    

 

モデル番号例:偏波保持フィルターカプラー

OLCPL-P-22-155-10-25-FA-B

構成:2x2, 1550nm, 10:90, 250μm bare fiber, FC/APC, Both Axes Working